スピンのメカニズム

テニスボールをラケットで打ったときにスピン回転をかけるメカニズムには二つ有ると考えています。
  • ガット面でボールをこすることで回転をかける
  • 打球時にボールを潰すことで、ボール自身の形状復元力で回転をかける
前者によるスピン回転をかけかたが一般的に考えられていることでしょう。後者についてはもう少し説明しましょう。

1番目の図ではラケットの進む方向とボールの重心の位置が重なります。このように打球した時にはボールは無回転、いわゆるフラットの状態で飛んでい くことになります。2番目の図ではラケットを傾けることで重心からややはずれた位置でラケットとボールが接することになります。ボールを押そうとするベク トルに対して重心がずれていることによってボールへのトルクが生まれます。これがボールが回転する原理になります。そしてさらにボールを強打するとどうで しょう。ボールはガットによってつぶされて、ボールとの接点は先程よりも重心から遠い位置になってきます。このことはより大きなトルクを得ることにもなる でしょう。その結果スピン回転の量も増大すると考えられます。

強烈なスピンボールを打つために必要なこと、それはボールをこするスピード上げることではなく、ボールを大きく潰すことであることがなんとなく見えてくるのではないでしょうか。

ボールマシーン

テニストレーニング器具としてボールマシンがあります。これを使うことでコーチは球出しから開放されて、選手のそばでフォームやタイミングをあらゆる角 度からチェックし、適時アドバイスすることが可能になります。また選手にとっては常に一定のボールが来るため、課題とするフォームを習得するのにも効果を 発揮することでしょう。

ここでは、あるボールマシンのスペックを紹介します。

ボール容量150球
スピード調整20km/h~136km/h(初速)
球種フラット・スピン・スライス
弾道ストローク・ロブ・ボレー・スマッシュ
首振り機能2ライン、ランダム
ボール出し間隔1球毎秒1.5秒~12秒

写真 ボールマシン例

本体正面には縦長の窓が開いていて、そこからボールが飛び出していきます。発射確度が調整できますので、ストロークからロブの弾道まで再現することが出来ます。

写真では操作部が見えています。これらのダイアルを調節してボールスピード、発射角度、ボール間隔、スピン量(スライス~フラット~スピン)の調整を行います。

使ってみて分かるボールマシンの実力

ボーマシンと聞いてオートテニスを想像する人がほとんどだと思います。一度このボールマシンを使えばオートテニスのイメージはは一気に吹き飛ぶことでしょ う。Maxスピードで出てくるボールはフラット回転ではベースライン内に収まりません。そこでトップスピンの量を増やしていくのですが、今度はベースライ ン内側でバウンドしたボールは高く跳ね上がりそのままベースライン後方のフェンスに直撃してしまいます。このボールを頑張って返そうとしてもフェンスぎり ぎりまで下がっても打ち返すのは容易ではありません。こんなボールは一般レベルのプレーで経験することはめったに無いでしょう。まさにプロ並ののボールが 出てくると言っても過言ではありません。

市民大会でも勝ちあがるにつれて相手のレベルも上がってきます。とんでもない勢いを持つボールを打つ選手と当たることもあるでしょう。相手の打ったボール を何とか返そうと考えているうちにポイントも取れずあっというまにゲームが終わってしまうことも。普段からそういったボールを打ち合える環境が身近にあれ ば、練習を繰り返すことで威力のあるボールに対して克服できるのでしょうが、そううでない場合は、なかなか満足な練習ができるとは言えません。そこで、こ のボールマシンが活躍します。どんなすごいボールも再現します。そして練習には文句も言わず何時間も付き合ってくれるのも良いところでしょう。

ボールをひきつけて見る

ボールを引きつけてから打てとはよく言われますが、引き付けすぎることでかえって振り遅れになるかもしれません。引き付けなくてもなんとなくタイ ミングでボールは打てるものだから、この「ボールを引き付ける」ということ忘れがちになってしまいます。しかし、ロジャーフェデラーをはじめトッププロの 写真を見る限りにおいては、ボールを打った瞬間、そして打った後にかけて、打点方向に顔が残っているのを数多く見ることができます。ボールを引きつけてか ら打った証でしょうか。では実際のところ「ボールを引き付けて打つ」ということには、どんなメリットがあるのか、今回は立体視のメカニズムから検証しま す。

ボールを引き付ければ、ボールの認識精度が上がる

下図において、ボールを見つめる状態として、遠方のボールを見ている時、それから打点近くまで十分引き付けて見ている状態をイラストに示しています。

Case:a 遠方にあるときは、ボールを認識するために(1)両眼の輻輳角、(2)ピント調節機能、(3)視覚上のボールの大きさから認識することになり、距離を正確に測ることにおいては若干精度が劣ります。

Case:b 一方引き付けて打った場合は、ボールは両眼に対する横方向に運動する物体の認識となり、背景との比較および、両眼がボールを追跡するときの筋肉の動きから認識することで、物体の位置をより正確に測ることができるのです。

日没も近づき少し暗くなり始めたころ、ボールへの当たりが悪くなったときにボールを引き付けて打つことを試してみてください。ボールが自分を横切っているのを見れるくらいであればなおよいでしょう。そうすればボールの当たりがまたよくなることでしょう。

道具から見たボールを飛ばす要因

ボールを打った時に飛びに関する要因として、道具から見た時に次の事が考えられます。
  1. ガットの変形
  2. ボールの変形
  3. フレームの変形が考えられます。

ガットによる反発力

まずはガットのたわむことでのボールの飛びについて考えていきましょう。

図のようにボールのインパクト時にはガットがδだけたわんでいきます。ガットそのものを見てみるとΔLだけ伸ばされることにもなります。 伸ばされたガットは元の長さに戻ろうとしますので、下図の青色の矢印の向きの力が発生します。

ボールを弾き返す反発力はこの青い矢印の合力である赤い矢印で示される力だということが分かります。

テンションの大小による影響

ラケットでボールを打った時にガット面はたわみますが、ガットを張る時のテンションの大小はこのことにどのように影響していくでしょうか。

ここでストリングの伸びとテンションの関係をグラフに表してみました。ここでテンションT0を得るにはストリングを初期の長さからL0だけ伸ばす必要があ ります。この時を例えばテンション50でストリングを張った状態だとします。ここからボールインパクトを迎えた時にストリングはたわみ、その時のストリン グ自身の伸びはL1-L0となります。この時ストリングの一本一本のテンションはT1となり上のグラフに示した合力の赤矢印成分が反発力となります。もし 仮にテンションを60で張った場合を想定すると、ボールインパクトの前の状態(定常状態)でテンションは50ポンドで張ったときの定常状態よりも当然高 く、ボールインパクト時の一定たわみに対する合力もより大きくなります。同じエネルギーを持ったボールを同じようなエネルギーで打ち返す場合この二つのテ ンションの違いは、インパクト時のストリング面のたわみ量を変えることになります。テンションが高いほどストリング面がたわみにくくなるのです。たわみに くくなった分ボールを打つ時のエネルギーはどこに及ぶのでしょうか。それがラケットのフレームそのものを変形させたりボールをつぶしたりするようになるの でしょう。

ボールによる反発とガットによる反発

ボール自体の反発はテニスのルールによってある範囲に定められています。1mの高さからコンクリートの上に落とした場合約55cmの高さまで跳ね上がる とされています。テニスボールはレギュレーションによってわざと反発のエネルギーを吸収するようになっているのです。将来的にもしかすると高速化するテニ スのプレーにある一定のブレーキをかけるためにこの反発をさらに弱めることが起きるかもしれませんね。

一方ボールを固定したラケットの上に落とした場合は上記55cmよりも高く跳ねあがることでしょう。これはボールで吸収されていたエネルギーの一部を ガットが伸びることでいったん吸収しそしてエネルギーの損失を少なくまたボールの運動エネルギーへと返しているのが理由です。硬く張ったガットほどガット のたわみは小さくなるので、ボールにエネルギーを吸収されてしまう量が多くなってしまうのです。吸収される時のボールは具体的にはそのかたちが一瞬潰れる ことによって起こるでしょう。

ラケットフレームの変形による反発

ボールを打った時にはラケットフレームも変形します。一度変形したラケットは元に戻ろうとしますが、この時の復元力でボールを打ち返すようにも 思うかもしれません。しかし実際にはボールはフレームが復元するよりもずっと早くガット面上から離れていくようです。ボールがラケットから離れてからよう やくフレームが元の形に戻るのです。

グラウンドストロークでのバックスイング

グラウンドストロークにおけるバックスイングでは打点の高さに合わせて手首の高さを設定するとよいでしょう。高い打点の時は肩もしくは頭の高さ、低い打点の時は腰の高さ程度に取ると良いでしょう。その後のフォワードスイングにおいてボディーターンを使うことで、手首は直線的に打点位置へと動き、もっともエネルギー効率のよいものとなるでしょう。ラケットヘッドはバックスイングの時点では立てられて手首よりも高い位置にありますがフォワードスイングで上腕の旋回運動と肘の伸展動作を使うことでヘッドは手首の高さ、打点の高さへと下降して行きます。膝の高さよりも低い打点の時はラケットヘッドは手首高さよりも下がっていくでしょう。

手首の高さは膝から頭の高さの範囲内に構えるのが良いでしょう。その範囲を超えてしまうと、極端にスイングしにくいものとなってしまいます。

バックハンドスライス

バックハンドスライスでの上肢の動作を図で確認します。

バックスイング完了時点(左)では上腕は上体に対して前方に出されています。打球方向に対しては上体が横向きになっていますので、上腕も同じ方向に持ち上がっています。右肘が屈曲することでラケットヘッドは地面に垂直に立ち上がっています。このとき手首関節はとう屈になっているのにも注意しましょう。ボールインパクトの後のフォロースルーでは上腕は上体に対して右腰の近くを横切って背中の後方へ向けてスイングされます。打球方向から見れば、上体は横向きがキープ出来ていればラケットは向かって左側へとスイングされているように見えることでしょう。上腕が打球方向へと伸びていく動きは上腕の外転に相当しますが、最近のトッププロの映像からはそのような体の使い方をするケースは少ないようです。スイング中では肘関節が伸びていきますがこれと同期するように手首関節は撓屈から尺屈へと動いていきます

これらの動きを使いながらスイング中は長くラケットフェイスを打球方向に保つことが出来るようになります。ボールへの推進力を与えるためのラケットの打球方向に対して後から前への動きについては、積極的なクローズドスタンス鍵を握ることになります。クローズドスタンスならばラケットを上から下へとスイングすることで同時にラケットが後ろから前に出ていくことも可能です。これらの動きによって打球される打点位置でラケットフェイスを地面に対してほぼ垂直に保つためにはグリップはコンチネンタルグリップが相応しいことも分かります。

積極的なクローズドスタンスでラケットを上から下へとスイング

フォロースルーは前ではなく体の前を横切って背中の後方へ

インパクト後に顔が残るのは上腕の旋回運動の結果である

ATPトップ選手の片手バックハンドでのインパクト後のフォームを見ると打点位置に顔が残っている姿が大変印象的です。もし顔を意図的に残そうとしてスイングしても打球は思ったほど力強くならないことが多いかもしれません。ここで上腕の回旋動作に注目してみましょう。

図中の緑の矢印はフォロースルーにおける上腕の内旋から外旋に向けての回旋運動を示しています。一つの運動動作には必ず対になる動作がありま す。いわゆる作用・反作用と言う一連の動きのことです。ここで反作用に相当する動きが紫色で示した矢印になります。この運動の方向は顔を打球方向に対して 背くような動きに相当します。上腕の外旋運動を強くしようとすると必ず顔をそむける動きが出てくると思います。トップ選手達においては、打球後に顔が残る様 子が顕著に表れています。このことはもしかすると上腕の外旋動作を積極的に使った結果なのかもしれません。

一方一般のプレイヤーが陥りやすい、顔が打球方向に向かってしまう場合、または体が開いてしまう場合を見てみましょう。

上肢の動作としてはバックスイングで曲げられた肘をフォワードスイングの間で伸ばしながら動き、インパクト後は打球方向へと長く前方へと腕を動 かしていくことでしょう。この時の上腕の旋回運動は殆ど使われることはありません。緑の矢印で示した上肢を前方に力強く動かそうと思えば、体幹もしくは両 足のうちのどちらか一方を軸とした回転運動を使うことになります。(紫の矢印)この動作は前述したような明確な作用反作用がないために、力の弱いそして遅 いスイング動作しか発揮されないことでしょう。またこの結果顔が打球方向に向かってしまう、体が開いてしまうといった現象も招いてしまうでしょう。

上腕の旋回運動を効果的に使うことで、スイングスピードは簡単に上げることが可能です。また同時に顔が残るように打つのではなく、スイング動作 の結果必然的に顔が残ると言った感覚を得ることが出来ると思います。この効果を実感することで、片手バックハンドは両手を開く力で打つのではないというこ とも理解できるかと思います。

上腕をフルに外旋させるから、顔が残る

オープンスタンスからの片手バックハンドのフットワーク

片手バックハンドでのオープンスタンスから打つケースは、リターンの時や相手ボールが速く入ってきたときに使われることが多いでしょう。この時の打球時のフットワークについて詳しく見ていきます。

ここからは右利きの場合で説明を行います。左足をコート左方向に向けて一気に荷重をかけることで右肩がボールに向かってしっかりと入ります。こ の時の上体の向きは打球方向に対して後方へと向けられていることでしょう。この時のオープンスタンスでのポイントとなるのが軸足(左足)の股関節が閉じて いることです。さらに大腿部が骨盤に対して屈曲の状態であることも見逃せしてはいけません。フォワードスイングでは大腿部が伸展されるに伴って股関節が ニュートラルの状態へと戻っていきます。ここでの股関節の動きが上体を後ろ向きから横向きへと急速に変化していきます。インパクトの瞬間では上体は打球方 向に対して横向きに鳴っているはずです。打球後は軸足の伸展の勢いが余って空中に飛び上がってしまうこともあるでしょう。

軸足の屈伸と股関節の動きを利用してボディーターンを発揮する

バボラ アエロプロドライブ(2009)

このモデルはラファエルナダルが使用していることもあり、テニス愛好家の多くの方から支持を得ているモデルでもあります。ここではアエロプロドライブならではの特徴についてみてみることにしよう。このラケットで注目すべき点はスロート部でのフレーム幅でしょう。

写真上 バボラ アエロプロドライブ

写真下 バボラ ピュアコントロール

見た目からもこの部分でのフレームの”幅”に大きな差があることが分かるでしょう。具体的な寸法は次の通りです。

スロート部幅 アエロドプロライブ:21.1mm
ピュアコントロール:13mm
ピュアコントロール比:1.6

参考までにスロート部分での厚み方向の寸法についても記載しておきます。 アエロプロドライブ:23.3mm
ピュアコントロール:21.5mm
ピュアコントロール比:1.08

ピュアコントロールと比較しても他のメーカー、モデルのラケットと比較しても、バボラアエロプロドライブのスロート部分のフレーム幅は相当に大きいことが分かります。

このことはラケットの打球方向に対して直角方向への剛性を飛躍的に向上させることになるでしょう。(写真内の赤い矢印)

ラ ファエルナダルの放つ強烈なトップスピン、エッグボールはこのバボラアエロプロドライブがあってこそ可能なのかもしれません。スピン回転を与えるときにラ ケットフレームは打球方向に対して直角の向きにも大きな力を受けるでしょう。その力に対してフレームがしなることなくしっかり剛性を保つことで、プレイ ヤーからの力を逃がすことなくボールへと伝える、それが可能となるスペックがこのアエロプロドライブに備わっているのではないでしょうか。

ラケットアクセサリー 振動止め

テニス用アクセサリーの一つ「振動止め」と呼ばれる製品がいくつかのメーカーから何種類も発売されています。

これらの製品は、打球時の振動を吸収することで肘や腕への負担を軽くし、テニス肘の予防効果もあるとしています。

しかし海外の研究家による報告では1gにも満たないような振動止めで、300g以上もあるラケットの振動を止めるのは力学的には到底ありえない、止まるのはストリング面で起こっている高周波の振動程度であろう、とありました。確かにこれら振動止めを使うことで打球時に聞かれる甲高い音は聞かれなくなります。振動止めは不快と感じるストリング(ガット)で発生する音、つまり高周波を吸収するには役に立つと言るようです。

しかし、ラケットのフレーム自体が持つ可聴音よりも低い周波数の振動については、実験において振動止めの効果はほとんどなかったことが確認されたそうです。テニス肘の対策として振動止めをつかっても効果が実感されない場合は、テニス肘を起こす振動は振動止めでは吸収出来なかったと考えた方が良いでしょう。

これら振動止めを使うのは、アクセサリーとしてはとても面白いですね。テニスが楽しくなるのであれば、振動止めもアクセサリーとして上手に使うとよいでしょう。

フルスイングの重要性

フルスイング、つまりラケットを振り切ることは大切です。しかし、ここでのフルスイングと言うのは全力を込めると言うのとは区別しましょう。フルス イングしようとするとどうしても出来るだけ強くボールを叩きたいという思いが強くなってしまうようです。そのために腕に力が入りすぎてかえってスイングス ピードが遅くなってしまったり、フォロースルーでも力が入っているためにラケットで自分の背中を音がする程に叩いてしまっている一般のプレイヤーを見るこ とがあります。そのいずれもが、スイングの力はボールには伝わることが無くボールの勢いは決して強いとは言えません。

フルスイングしない場合は本来あるべきスイングの軌道を途中で止めてしまうことになります。つまりインパクトでのスイングスピードも落ちてしま います。腕に力が入ったスイングでは上体の回転運動がその分弱まり、腕主導の動作になってしまいます。結果的にスイングスピードは上体の回転運動主体のス イングに比べて遅いものになってしまうようです。

フルスイングの考え方は、動きの流れを止めないそして大きなスイングを心がけることになります。腕の力みをとれば必然的に上体の回転運動を発揮する打ち方が出来ていくことでしょう。 注)十分にフルスイングで打つことのできない厳しい状況の場合には面を合わせるだけで返球するという技術も必要です。

ストリングの種類による違い

ストリングの種類によって特性の違いを表現する方法として”軟らかい”とか”硬い”といった言葉を使います。これを力学的に考えた場合、 同じテンションで引っ張った時のストリングの伸び量が異なるといった現象になります。

ストリングのテンションと実際にストリングスが引っ張られて伸びた量をグラフに示すと左のようになります。仮に硬いと言われるストリングを直線S1、一方軟らかいと言われるストリングを直線S2とします。 同じテンションT0を得るのに初期からの伸び量はΔL1の矢印の始点とΔL2矢印の始点とそれぞれ異なります。同じテンションを出すのに柔らかいガットは固いガットよりもたくさんの距離を 引っ張って伸ばす必要があるということがこのグラフから分かります。 また定常状態(ラケットにボールが当たっていない状態)でのテンションT0からボールインパクトの時のテンションT1間のストリングの伸び量はΔL1 < ΔL2となることもこのグラフからわかります。 つまり軟らかいストリングほどボールインパクト時のストリング面のたわみが大きくなり、このときのボールを打った時の感触を柔らかいと感じることでしょう。

ストリングの硬さ・軟らかさを決める要素

ストリングの特性を決める要素として次が挙げられます。

  • ゲージ(太さ)
  • 構造(モノフィラメント、マルチフィラメント)
  • 素材(ナイロン、ポリエステル、ケブラー、天然素材)
近年、注目を浴びるようになったポリエステル系の材料を使ったストリングはナイロンを材料とするストリングと比較して同じテンションで引っ張った場合その伸びはたいへん小さいものです。 一方細かなファイバーを多数寄り合わせた構造を持つマルチフィラメントでは、公称のゲージ径よりも実際にテンションを保持する断面積が小さくなりゲージ径を細くしたことと等価だと考えられます。 ゲージ系の差異は当然細いものほど同じテンションで引っ張った時の伸びが大きく、軟らかいストリングと言えます。

モノフィラメントは弾きがよいといわれる一方でマルチフィラメントはボールホールドが良いとも言われますがこれも上のグラフから分かるようにボールインパクト時のストリングの伸び量の差異に依存しています。

伸び量の差異は時間軸で考えたときのボールとストリング面の接触時間の差異とも言えます。安価なモノフィラメントを使って、マルチフィラメントのようなボールのホールド性を出したい場合には ゲージ系を細くしたりテンションを落として張ったりすることである程度近づけることも出来るとも考えられます。

ポリエステルガットはテンションが低下しやすいと考えられていますが、これは同じ距離だけストリングが緩んだときにテンションの変化率がポリエステルのほうが大きいのがその理由となります。

ストリングの選定においては、例えば耐久力を求めるために太いゲージのものや材質がポリエステルのものを選んだり、ボールのホールド感を重視するためにマ ルチフィラメントを選ぶといったことが一般的な考え方だと思います。これまでの考察からゲージ径を変える事やテンションを変えることでそのボールフィーリ ングを大きく変える事が出来ることが分かりました。これによりガット選びの考え方の幅が広がったことでしょう。

メーカーが書いているガットの性能についてその表現を正しく理解すれば、自分が求めるベストなガット選びが可能となるでしょう。それからストリングの性能 を決めるもう一つの重要な要素であるテンションについても、正しい理解をしていれば自分に必要なテンションが高いのか低いのかも良く分かるはずです。

ストリングの重量

ガットの性能を決める要素には色々あります。例えば
  • 材質(シンセティック、ナイロン、ポリエステル、ナチュラル)
  • 構造(モノフィラメント、マルチフィラメント)
  • 断面形状(通常の円形のほかに、スピンガットと呼ばれる形状のもの)
  • 線径(ゲージ)
  • 表面のコーティング(チタン、カーボンナノファイバーなど)

意外に見過ごされがちなパラメータとして重量が考えれます。ラケットのバランス調整のために鉛テープを貼る事があると思うのですが、ガットの線径(ゲー ジ)を変えた場合やガットの種類を変えた場合には当然重量も変ってきます。その際張り上がりのラケットバランスには気を使っていますか。実際にはガットの 種類を変えたときにどの程度重量が違うか良く分かっていないことが多いと思います。ここにガットの重量を比較した一例を紹介します。

名称タイプ線径mm単位質量g
ポリプラズマポリエステル1.180.0014
Wilsonウルトラモノフィラメント1.300.00118
ルキシロン Zoloポリエステル1.150.0014
エクセルマルチマルチフィラメント1.300.00116

実際にラケットにガットを張ったときには上記単位質量に必要寸法分を掛けた重量が加わるることになります。一般的にはシンセティックのガットを張るとラ ケット重量は12gアップするとも言われています。ポリエステルガットを張ると14gアップに相当するのですが、この重量アップはナチュラルストリングと 近い値となります。

選手層でポリエステルガットがもてはやされているのは耐久性の他にガットの重量がポイントになっているのかもしれませ ん。ポリエステルガットは伸びが小さいために打ったときにガット面があまり大きくたわむこと無くその反対にボールを大きく潰すことができるといわれていま す。ラケットが重いほうがよりボールを潰すことが出来ますので、ポリエステルガットの特性はまさにうってつけとも言えそうです。

ストリングの寿命(張替え時期)

ストリングの寿命は張ってから3ヶ月とか、四季の変化によって変えるべきだとかいわれています。確実に言えることは、「ガットが切れた時が寿命」と「打球感が合わなくなったとき」の二つだと考えて 良いのではないでしょうか。ここでは「打球感」について説明します。

テンションダウンによる打球感の劣化

打球の衝撃によってストリングは相当大きな引張応力を繰り返し受けることになります。繰り返し受ける応力によってストリングそのものは劣化して行きます。多くの樹脂は水分や紫外線によっても劣化して行きます。 張り上がってからの時間が経つにつれて保存環境によってもストリングスは劣化していきます。その劣化はテンションの緩みといったことで実感されるでしょう。

使用頻度や打球時のガットへのストレスの度合いそして経時変化によってテンションが下がってくるのはもちろんストリングそのものがもつバネ性能も変化して いきます。張り上がりの良い打球感から変化して打球感に多少の違和感を覚えるようになればその時点が張り替えのタイミングと考えても良いでしょう。 打球感が悪いということはそれがプレーへいくらかの影響を及ぼすことにもなります。打球感の変化を打ち消そうとするあまり無理にボールを打とうとして本来 のあるべきスイングフォームを崩してしまうかもしれません。 ガット張替え期間の3ヶ月を敢えて実行する必要は無いでしょう。もっと早いタイミングで張り替えた方が良い場合もまたその逆もありうるでしょう。

ストリング同士の摩擦によるもの

張りあがったばかりのストリングの表面は非常に滑らかで、ストリング同士が交差する部分での摩擦は小さいものです。ストリングの縦糸または横糸を指で容易にずらすことが出来ますし、指を離せばまた自然と元の位置に戻ることでしょう。 ボールインパクトの衝撃を繰り返し受けることでストリング表面は荒れてきてこれがストリングが交差する部分での摩擦を大きくしていきます。ボールインパクト時にはボールの勢いによって一本一本のガットは伸びようとしますが、 実際にはストリングは縦横に編まれているためにそれぞれのストリングの交差する部分での摩擦抵抗を受けることになります。赤矢印がボールインパクトによってストリングが伸びようとする力、 これに対して青矢印がストリング同士の摩擦で発生する抵抗力を示しています。

新品のガットも僅か数時間のプレーで縦糸と横糸の摩擦は大きくなりボールを打った後のガットのズレもそのままでは戻らなくなってきます。このことはボー ルインパクトでストリングが伸びようとする動きをこの摩擦が抵抗となってスムーズなガットの動きを妨げることになります。 はじめのうち良好と感じた打球感も、ものの数時間でずいぶんと異なったものに感じるかもしれません。ボールの食いつき良いセッティングであったとしてもそ の効果が発揮されるのは僅か数時間かもしれません。

ガットの寿命を延ばすアイテムとしてガット表面の潤滑剤がいくつかのメーカーから販売されています。これは主にシリコンを成分とするものであ り、ガット同士の摩擦を小さくするものです。新品同様とまでは無理としても、ストリングがずれるときそして戻に戻ろうとするときはある程度スムーズになる でしょう。ボールインパクト時のフィーリングもまた初期に近いものに回復することでしょう。

ガットメーカー各社からはある種のコーティングを施すことで打球感の耐久性を増しているものもあります。 最近流行のポリエステルガットにおいては表面が強固で荒れにくいためか、ガット同士の摩擦力が大きくならないようです。つまりガット同士の摩擦が増すことによる打球感の変化が少ないため、ある意味長く使えるストリングかもしれません。

プレー頻度やダブルスまたはシングルスの種目、スイングフォーム等によっても随分違ってはきますが、ストリングの本当に美味しい期間はほんの数時間なのかもしれませんね。

賞味期限は短く、消費期限は長いとも言えますね。

ストリングマシン

ラケットにストリング(ガット)を張る際に欠かせないのはストリングマシンですが、有名ブランドによるマシンはとても高価でなかなか手が届きません。 比較的安価で手に届く範囲で探すと次の2社をピックアップすることが出来ました

Eagnas

アメリカの会社ですが、日本にもオフィスがあり日本語での対応も可能だそうです。価格は大変安く魅力的ですが当然海外から製品を輸入するので物流のリードタイムが発生します。 日本にオフィスがあるといっても技術的なサポートはUSの本社とのやりとりになるかもしれないという不安もあります。 実際に購入された方の情報はインターネットの検索サイトから関係の記事を見つけることが出来るでしょう。

スピンジャパン

日本の会社ですが上記Eagnas社のホームページでも比較対象として取り上げられている会社です。 以下にスピンジャパンの特徴を列挙します。

  • 設計を自社で行っているので、トラブルに対して改善の方法が迅速に判断できる。マシンのトラブルの時間を最小限に出来る。 大切な試合前にストリングを張替えようとしてトラブルが起きたとしても何らかのサポートの情報が得られるのはとても安心できます。
  • スピンジャパンのマシンのコンピュータ式は安価でありながらも「電動式」とは異なりテンションのプリセットは勿論、引っ張る速度の調整、 プリストレッチやノット時のテンションアップもコンピュータでコントロール可能。同じ価格帯で他社の製品は電動式のことが多い。 電動式は指定テンションまで文字通り電動で引っ張るのみです。
  • 100万円近くするマシンも基本的な構造は同じ。テンションの正確さを保障するための機械自体のガタや剛性はほとんど変わらない。 ゆるみの無い確かな張りあがりはマシンの価格性能に拠るものではなく、張り手の細心な作業によるところが大きいとの事。
ストリングの張替コストを下げながら、常にストリングが出来るだけ新しい状態でテニスをすることはきっと上達の近道になることでしょう。

スプリットステップ

スプリットステップを行う意味

適切なタイミングでスプリットステップを使えない場合例えばサーブアンドボレーのシーンでは、兎に角ネットに詰めなくてはとひたすら前進を続けてボレー をタイミングよく合わせることが出来ずにミスをしてしまうことがあります。相手からのボールコースが少しでも遠くなると、それに対応することも非常に難し くなります。

これは猛スピードで動いている物体の進行方向を変えるのは容易ではないと言う、物理法則で言うところの慣性力による他ありません。

例えばこ れを自動車の例で説明すると、高速道路を走っているトラックが前方の障害物を発見してすぐさま車線変更をしようと急ハンドルを切ったらどうなるでしょう。 おそらく進行方向を変えることなく、前輪はスリップし挙句にはスピンをしながら車は目の前の障害物にぶつかってしまうことでしょう。これが速度がもっと遅 い場合だったらどうでしょう。ハンドルを切れば思う方向に車の進行方向を変えることができるでしょう。この例えはテニスプレー中の選手でさえも同様のこと が言えるのです。猛烈な勢いで突進している途中で急激にその進行方向を変えるのは困難であり、たとえ変えようとしてもそれはわずかな変化でしかありえない のです。そこで相手ボールのコースに対して的確に対応できるよう、速度をゼロもしくはそれに近いスピードにする瞬間を作るためにスプリットステップが用い られることになります。

正しいスプリットステップとは

スプリットステップは次の一歩を素早く出すために用います。スプリットステップは相手がボールを打つ瞬間に合わせて行うと言われていますが、左右どちらかの足を出す直前に両足が一度同時に着地することがスプリットのポイントになります。

タイミング的には相手からのボールのコースが読める直前になりますので、相手がボールを打つタイミングに合わせて両足着地するのが良いでしょう。ジャン プをするタイミングは相手がボールを打つよりもずっと手前になるはずです。しかしこのタイミングがずれていて相手がボールを打つタイミングで飛んでいる人 もいるようです。このためのジャンプは両足である必要はありません。走っている途中の片足でおこなっても一向に構いません。むしろその方が実際的であると も考えられます。

スプリットステップの練習法

スプリットステップのタイミングを正しくするトレーニングとしての一例を紹介します。練習者がレディーステップを踏み続けているところで、コーチは正面 から3~4m離れたところから手でボールを出します。左右にボールを出しますので、ボールを出すタイミングでスプリットを踏んで素早くボールを追いかけた あと手でボールをキャッチします。これを繰り返し練習します。

次の段階ではにこれをネットを挟んで球出ししてラケットで打つ形に発展させて行きます。この時にスプリットのタイミングが遅くなっていないか一回一回確 認します。もしレディーステップとスプリットでの着地の間に両足ジャンプが入っていたらそれは間違です。レディーステップの間で左右どちらかの足で跳んだ 後にスプリットでの着地=両足着地になるのが正しい動きですのでその確認もしましょう。

実戦で多くのケースでは前後左右に走っている途中でスプリットを入れます。つまり両足でジャンプすることは一歩分無駄に時間を使ってしまうことになりますので注意して下さい。

スピンをかけるのに必要なラケットの移動量

スピンを打つには下から上へのスイングを行うと指導されることが多いでしょう。この時のラケットの上下動が過度になってしまいボールを擦るだけで相手コー トへと進む勢いを欠いたボールを見ることがあります。実際にスピンをかける時のラケットの必要な動きをシミュレーションによって求めてみましょう。

上下方向の動きはわずか16.5mm

ボールが実際にガットの上に乗っている時間はわずか3mS(1msは1000分の1秒)と言われています。ガットでボールをとらえている時間はほんのわ ずかだということが分かります。一方グランドストロークでのトップスピンの回転数は平均的なスピン状態では1500rpm(*1)とします。ラケットのス イングスピードは速めに見積もって時速100kmと仮定する場合、ボールがラケットと接触している時間にボールの回転数に相当する周速をラケットとの接触 で出そうとすると下の図のように考えることが出来ます。

ボー ルがガット面に接触している間にボールを押すことができるのはわずか83mmそして下から上へは16.5mmしか接していないのです。テニスボールの直径 をおよそ6.7cmとすれば、そのおよそ3個分ラケットの上を転がっていることになります。水平方向に83mm鉛直方向に16.5mmはスイング角度にし てわずか10度程度です。

もしかするとこれ以上の角度で下から上へとラケットを振り上げていませんか。このためにボールをスイートスポットから外してしまい、さらにはフレームショットなどのミスを招いていませんか?

(*1)Tennis SET (Science, Engineering and Technology) Archiveの報告書より

フットワーク

スマッシュを打つ状況というのは多くは、ネットへと詰めたときに相手選手からのボールが頭上を越えるようなロブが上がった時や、こちらの打った ボールの球威によって相手からのボールが浅くかつ高く上がった時でしょう。スマッシュを打つ際には適切な打点に入るための左右の移動の他に前後へ移動する 必要があります。

このときに適切なフットワークを知らなければ、打球方向に対して横向きをとって打点に入るのが難しくなってしまうかもしれませ ん。基本的にはスマッシュと判断したらすぐに上体を打球方向に対して90度のむきになるように、両足のつま先をネット並行になるように構えます。前後方向 への移動にはサイドステップもしくはシャッフルステップを使うことになるでしょう。打点が前方にある場合には最後の一歩の前足つまさきを打球方向に向けて 体重をかけると必然的にボディーターンされるでしょう。その勢いを使ってラケットを振らせると良いでしょう。一方後ろに下がりながらの状況では打点に入っ た後に、ラケットスイングのために、打球方向へと踏み込むというのは、よほど時間的な余裕がなければ無理でしょう。

後方に下がりながら打つスマッシュのフットワーク

クロスステップまたはシャフルステップを使って後ろに下がり、最 後の一方の後ろ足のつま先を打球方向lに近く向けて、後ろ足で軽く飛ぶことで、打球方向に対して横向きだった上体の姿勢が打球方向へとボディーターンを始 めることが出来ます。ここでもボディーターンの勢いを使うことでラケットはスムーズに振り出されることでしょう。

トスアップ

サービスでボールをトスアップしたときにボールが乱れてしまう原因として次が挙げられます
  • 手首を使いすぎている
  • ボールがトスアップする手のひらの上を転がっている
  • ボールを放すタイミングが安定しない
  • 曲げた肘を伸ばしながらトスアップしている
  • ボールが手を離れるタイミングが肩よりも下になっている。
  • 曲げた膝を伸ばしながらトスアップしている

トスアップしたボールを安定させるためには動作をシンプルにすることです。腕を上げる手首を使う膝を使うといった動作の要素が増えるごとに、それら総合 的な動作の精度は劣ってしまいます。膝を伸ばす勢いをトスアップに使うのも精度を落とす原因になるでしょう。でしょうか。この他に気がつくのがトスアップ を膝を曲げ伸ばしの勢いを使っているケースも見受けられます。動作の要素が増え精度が落ちるばかりか視線の高さが変わるためにトスアップの目標位置を正確 に捉えることも難しいでyそう。同様に曲げた肘を伸ばす勢いを使ってボールをトスアップする方法も精度を落としてしまいます。

シンプルな動作ということで考えれば、伸ばした腕をそのまま下から上へ移動するだけでトスアップを実現することになります。

トスアップするときにボールを手から離すタイミングに付いても注意が必要です。肩よりも低い位置でボールを手から離してしまうとそのままではボールは体 から遠くに飛んでいってしまいます。このようなタイミングでボールを正しい打点位置へとあげようとすると、手首のスナップを使うことになりこれは先程のシ ンプルな動作に反することになります。ボールを離すタイミングを手首が肩よりも高い位置で行えば、ボールは遠くに行くことは決して無く、シンプルな動作で ボールを正しい打点へと上げることも出来るようになるでしょう。

プロネーション動作について

サービス動作でプロネーションをさせることが最重要であるような記述を多く見かけます。実際のプロの動作はどうなっているかをフェデラーの三次元解析結果から見てみることにしよう。

まずは、プロネーションと同じように見える肩関節における上腕の旋回運動に注目します。上腕の内旋・外旋運動は肘の向きが変わることから、前腕で起こる 回内(プロネーション)・回外とは容易に区別することが出来ます。上腕の旋回運動と前腕のそれとでは使われる筋肉は異なってきますが、肩関節にかかわる筋 肉は前腕をねじる筋肉よりも大きいため発生する力の大きさは上腕の旋回運動の方が大きいと言ってもよいでしょう。そして作用点に相当する手首の位置が肩関 節から遠くなることで、モーメントや遠心力と言った力を利用することも可能となるはずです。

上 のグラフはフォワードスイングにおける上腕の旋回状態を示しています。インパクトの直前まで上腕は外旋によって力を蓄えているのが分かります。そしてイン パクトにかけて一気に外旋を内旋方向へと戻しています。この動きを使ってラケットスイングを加速しているのが分かります。

一 方前腕部で起こる回内・回外についてはどうでしょう。インパクト直前で回外された後はインパクトに向けて徐々に中立へと戻されています。しかしこのグラフ からは積極的に回内(プロネーション)させている様子は見られませんでした。プロネーションばかり意識しすぎると、かえってボールへの当たりが薄くなって しまうことも有るでしょう。プロネーションではなくその反対の回外動作をさせた前腕をインパクトのタイミングに向けて戻して行くといった意識を持つ方が良 いのかもしれません。

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